2021-01

経済

『人新世の「資本論」』を徹底解説。書評とサクッと要約|SDGsは大衆のアヘンである

2021年入り早々に話題になった本が、斎藤幸平氏の『人新世の「資本論」(集英社)』(よく「人新生」と誤って書かれていたりしますが、正しくは人および人工物が地球を覆う地質時代の意味を指して、「人新世(読み方:ひとしんせい)」)。昨今の新型コロ...
マンガ

『キングダム 60』の感想|呂不韋、奇貨居くべしの行方

59巻で長きにわたる趙との対戦が終わり、『キングダム』はいつも通り、内政ターンに入っています。まあ、ちょっとだけで、巻の半分過ぎるともう戦争ターンに戻ってしまいますが…。59巻では主人公である信が、「李(り=すももの意)」という姓を得ました...
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『万葉集(100分de名著 )』の書評とサクッと要約|1300年前の人々の言葉に耳を傾ける

『万葉集』って、日本史でも習いましたし、その存在自体を知らない人ってほぼいないですよね。でも『万葉集』に収録されている歌にどんな歌があるかを知っている人というのは、そうそういないのではないでしょうか。今回、NHKの100分de名著の解説を読...
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『世界は贈与でできている』の書評とサクッと要約|贈与とは受け取っていた過去の贈与に気づくこと

『世界は贈与でできている——資本主義の「すきま」を埋める倫理学』。この本は多くの人にお勧めしたい。子どもを持つ人が読むと、子どもとのコミュニケーションが変わってくるんじゃないかと思うし、子供がいなくても親への感謝を新たにする人もいると思いま...
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中国SF小説『三体』の書評とサクッと解説|あなたがたに警告する。応答するな!

2019年頃でしょうか。書店に行くと平積みされているのをよく見るようになったのが、『三体』という本。書店のPOPでも盛り上げていたり、煽り文句も「これまでのSFを覆す」だとか、「中国発SF小説」で「史上最大のヒット」だとか、そんなような言葉...
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『人間をお休みしてヤギになってみた結果』の書評とサクッと要約|人間と動物の違いは悩むこと

『人間をお休みしてヤギになってみた結果』。こいつは、そのふざけたタイトルは言わずもがなですが、タイトルによってそのすごさが覆い隠されている、ヤバい本だった。ヤバい事実として、研究自体はユーモアかつユニークな研究に贈られるイグノーベル賞を受賞...