心理学

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『OPEN』の書評とサクッと要約|オープンが進化をもたらしたが、常にクローズドという矛盾を抱えている

久々にボリューミーな、ちょっと一人では読めそうにない『OPEN』という本。英治出版やNewsPicksパブリッシングの本が好みなのですが、結構骨太なものも多く大変です…今回の本『OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが...
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妻が怖い?『妻のトリセツ』の書評とサクッと要約|夫が妻を怒らせない鍵は、周産期と授乳期にあり

『妻のトリセツ』は2018年に出版されて以来、TVでも取り上げられることが多く、買ってはいたのですがずっと積読になっていました…。というより私は独身ということもあり夫婦生活に縁もなく、なんとなくトリセツ(取扱説明書)ってのもなあという感じで...
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『それでも人生にイエスと言う』の書評とサクッと要約|生きる意味を考える

『それでも人生にイエスと言う』はヴィクトール・E・フランクルの著書。フランクルの本は以前に『夜と霧』も読んでいました。どちらの本も難しい言葉ばかりが並ぶような内容ではなく、ごく普通の人にもかなり読みやすくなっているな、という印象を持っていま...
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『無(最高の状態)』の書評とサクッと要約|人間は苦しみを生む物語をつくることは止められないので、停止と観察で現実と切り離す

『無(最高の状態)』というタイトルですでに気になっていた本。人間が進化の過程のなかで培っていた能力が、現代になっては苦しみを生む要因になっているとし、それを完全には克服することはできない。さあ、どうしようかっていう内容です。この本を読む前に...
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『スピリチュアルズ わたしの謎』の書評とサクッと要約|パーソナリティは遺伝と子どもの頃の所属グループで形成される

『スピリチュアルズ』、心理学で人の特性を分類するのに使われるビッグファイブというものの解説書のような本で、パーソナリティ形成について面白く学ぶことができました。スピリチュアルズというワードから想像したのが「魂」とか「精神世界」だったので、ス...
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『嫌われる勇気』の書評とサクッと要約|すべての悩みは人間関係|読書

『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』って2013年の発売なんですね。ベストセラーランキングなどを見ると、いまでも売れ続けている時代を問わないベストセラーになっています。本書がきっかけで、アドラーという心理学者の名前はよく聞くよ...
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『英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー』の書評とサクッと要約|自分のアーキタイプを知り、どの発達段階にいるかを知る

ヒーローズ・ジャーニーという枠組みは、よく聞くのだけど中身をあまりよくわかっていなかったので、ちょっとかじっておこうと思って、この『英雄の旅』を購入したのですが、中身が全然違い、苦戦しました…。『insight (インサイト)』のような自己...
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『スマホ脳』の書評とサクッと要約|生存本能ゆえにスマホがあると集中できない

ブログを書く前に、instagramで月曜日の夜にアップしてるのですが、『スマホ脳』を読んでスマホ脳から脱却しようと試みた結果、すっかりSNSのことを忘れて日を跨いでの更新になってしまいました。スマホを視界から遠ざけることによって、別のこと...
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『自由からの逃走』の書評とサクッと要約|近代人は自由を得て孤独になった

2週連続で激ムズでした。『自由からの逃走』はエーリッヒ・フロムの本。近代人は、「自由を得る代わりに孤独になった」というのはとても興味深い考え方。『愛するということ』では孤独から脱却するための解決策として「愛」と導いていました。連作ですね。2...
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『「死」とは何か』の書評とサクッと要約|死について考えることは、どう生きるかについて考えること

『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』はイェール大学で23年連続で開講している屈指の人気講義をまとめたものだそうです。僕が読んだのは、日本向けにまとめられた縮約版ですが、2019年に完全翻訳版が出たそうですね。ということはで...