「サク読」管理者のサバンナ奉行が、2020年の誕生日にお送りいただいた本たちです

『人生を変える「ドラえもんセレクション」」おとなになるのび太たちへ』の書評とサクッと要約
昨年、Amazon欲しいものリストで頂いた本のレビューも今回が最後、38冊目。『おとなになるのび太たちへ』は、漫画『ドラえもん』のなかから、著名人がセレクションして構成されたもの。ドラえもんの1話1話をテーマにして、それぞれの道で自分がやり...

『自由からの逃走』の書評とサクッと要約|近代人は自由を得て孤独になった
2週連続で激ムズでした。『自由からの逃走』はエーリッヒ・フロムの本。近代人は、「自由を得る代わりに孤独になった」というのはとても興味深い考え方。『愛するということ』では孤独から脱却するための解決策として「愛」と導いていました。連作ですね。2...

『「空気」の研究』の書評とサクッと要約|空気とは科学的根拠も歯が立たない妖怪であり超能力
山本七平氏の『空気の研究』は、いわゆる「空気を読む」の空気について考察した本。いまだかつてない激ムズ案件でした…。たぶんなのですが、それまでほとんどの日本人があると分かっていた「場の空気」というものを、初めて考察したものなのではないでしょう...

『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の書評とサクッと要約|あなたに創造性がないというのは、思い込み
『ずっとやりたかったことをやりなさい。』は、30年前(キャッチコピーは「25年間」だけど)にアメリカで出版されて以来、売れ続けている本。原題は"The Artist's Way"ということ、それから著者ジュリアン・キャメロンの序文などを読む...

『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』の書評とサクッと要約|市場は必ず回復し、成長する
FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉がブームになったり、お金に関する関心というのは誰もがあるけど、なかなか腹を割って話すことはないですよね。毎月、読書会を開催しているのですが、初めて...

『おしっこちょっぴりもれたろう』の書評とサクッと解説|困ってるのは一人じゃない
僕がLINEのスタンプで使っているのはだいたい、ぼのぼのか、ヨシタケシンスケさんのイラスト。そのヨシタケシンスケさんの絵本、『おしっこちょっぴりもれたろう』。タイトルだけで笑かしにきてます。大人でも面白い笑ヨシタケシンスケさんを知ったのは、...

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の書評とサクッと要約|論理的思考だけでは差別化が喪失される
数年前ベストセラーになった、山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』。納得度が高いことはもちろん、読みやすさもあり、ビジネスマンにとってはかなりの良書。この本で伝えたいことはだいたい最初のほうの20ページくらいにまとまって...

『古事記(100分de名著)』の書評とサクッと要約|日本の成り立ちの裏側も見える歴史書
古今東西、神話ってなぜか面白い。『古事記』も漏れなく面白い。とりわけ古事記の面白さというのは、100分de名著で解説されている三浦佑之さんが全体を通して描かれている、『日本書紀』との違いの部分。それは通常、国家の歴史書として時の支配者を称賛...

『攻殻機動隊 1巻 THE GHOST IN THE SHELL』の感想|1989年に生まれた電脳世界のSF
『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は、僕が小学校の頃(10歳くらい?)、すでに大人のアニメの濃いファン層に人気なんだろうなって思った記憶があります。町のレンタルビデオ屋ってありましたよね。そこのアニメコーナーに、ひ...

『異文化理解力』の書評とサクッと要約|相手と自分のカルチャーを相対的に捉える
『異文化理解力』は、通っていたビジネススクールの参考図書になっていたものの、そのときは買いもせず、時間だけ過ぎていき…ましたが、誕生日の欲しいものリストでおねだりをして、頂くに至ります。出版社が英治出版ということもあり、ずっと興味はあったん...