『仕事は楽しいかね?』は、彷徨えるサラリーマンの「わたし」が、著名な企業家の老人マックスとの対話を経て自己変革に歩み出そうとする物語。デイル・ドーテンの著作。英語原題は”THE MAX STRATEGY”という感じで、直訳すると「老人マックスの戦略」。つまりこれはマックスが仕事をするうえで大切にしていることが述べられている本なんです。
ただ単に仕事の考え方が書かれている本との違いは、物語とマックスとの対話のなかから自然に自分で答えが導けるようになっていること。マックスから繰り出される数々の名言というか格言は、ひとつずつ切り出してテーマにして何人かで対話するといろいろな示唆が湧いてきそうです…というのが『仕事は楽しいかね?』感想です。
主人公の「わたし」は35歳で妻子あり。若いけど、20代ほど無謀にも生きれない悩めるサラリーマンを表すこれほどシンプルでわかりやすいペルソナもなかなか、ないのでは?
実話に近いエピソードがもとにあるんでしょうか。
仕事は楽しいかね?
『仕事は楽しいかね?』p14
そしてその「わたし」に出会って1ページもしないうちに、多くのサラリーマンをドキッとさせる言葉をぶっこんでくるマックス。
「こんなはずじゃなかった」と悩むマジメなサラリーマンからすれば、「こいついい時代を生きてきた老害か?」というくらい、なんでお前にそんなこと言われなきゃいかんのだという不愉快な質問。ごたぶんに漏れず思うところのある35歳の「わたし」は溜まった憤懣をマックスに吐露し、我に返ります。
マックスは次々に言葉を発していきます。
- 人生とは一つのくだらないことが何度も繰り返されていく
- 今日の目標は、明日のマンネリ
- 試してみることに失敗はない
- 最初に陸に上がった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?
読者を代表するような「わたし」と、すでに数多の経験を成してきた老人マックスの対話を見ながら、私たち読者も自分の仕事や、凝り固まった思考から解き放たれるはず。
『仕事は楽しいかね?』のシリーズ
日本版ではベストセラーとなっており、続編シリーズも出ています。1冊目の初版が2001年12月で、2冊目が翌年2002年7月という感じで、短いスパンで出されています。最後の1冊だけ翻訳者の方が、野津さんから中村さんに変更になっています。野津さんは英治出版系のビジネス書で忙しいのかな…
- 『仕事は楽しいかね?』2001/12/1
- 『仕事は楽しいかね? 2』2002/7/26
- 『仕事は楽しいかね?《最終講義》』 2012/8/1
著者:デイル・ドーテン
1950年生まれ。アリゾナ州立大学大学院(経済学)卒業後、スタンフォード大学大学院で学ぶ。1980年、マーケティング・リサーチ専門会社、リサーチ・リソーセス(Reserch Resources)を起業し、マクドナルド、3M、P&G、コダックなど大手優良企業を顧客に持つ全米でもトップ・レベルの会社にまで成長させる。1991年、新聞に執筆したコラムが好評を博し、執筆活動を開始。現在米国を代表する人気コラムニスト。氏が執筆するコラムは、100社以上の新聞社に配信され、毎週1000万人以上に愛読されている。執筆活動のかたわら、企業講演、従業員訓練やキャリア・セミナーを主催し、意思決定論、人材育成、キャリア・アップによる能力開発や成功をテーマに独自の理論を展開している。
●公式
デイルドーテン公式サイト
登場人物
わたし
35歳。出張でシカゴにきていた帰りの空港で老人マックスと出会う。過去に友人とコピーサービスの事業で起業したことがあるが、それまでの貯金を使い果たすほど失敗した。現在はサラリーマンで「そこそこの給料」をもらい、仕事はハードでもなく、同僚との関係も良好だが、将来への希望を見いだせず不安を抱いている。
マックス
マックス・エルモア。発明家、起業家として巨万の富を築いた老人。大勢の実業家や政治家がマックスの友人であり、現在でも企業のトップからアドバイスを求められている。大雪で飛行機の運航が休止していた空港で、「わたし」に声をかけ、対話を進めていく。
『仕事は楽しいかね?』のあらすじ
シカゴでの出張を早めに切り上げようとしていた「わたし」だったが、吹雪に見舞われたオヘア空港は閉鎖し、26時間も足止めされてしまった。そこで出会った老人マックスからの質問にかぶせるように、自らの人生の鬱積を吐露してしまう。
最初、老人マックスをいぶかしんだ「わたし」だが、老人が有名な企業家であることを知る。
マックスとの対話のなかで繰り出される言葉に、ときには苛立ち動揺しつつも、過去の自分の行動と重ね、どのように考えて仕事をしていくのかを見直し、自己変革に至る物語。
本の要約と解説
わたしとマックスの出会い
物語の冒頭、主人公である「わたし」は、吹雪で閉鎖された空港に閉じ込められています。「わたし」は出張で3日間シカゴまできていたものの、最後のミーティングをサボり、夕飯を妻子と過ごそうと早めに飛行機に乗ろうとしていました。
待ちぼうけするしかない「わたし」は、空港内で回りを観察していました。すると子どもと遊んでいる老人をみかけました。すでに腐った性根になっている「わたし」は老人をみて、静かに余生のことでも考えておけよ、なんていう言葉を心の中で投げかけます。
やがて老人は「わたし」のほうへ向かってきて声をかけ、次々に質問を投げかけ、最後にはこう言いました。
仕事は楽しいかね?
『仕事は楽しいかね?』p14
せっかく仕事をさぼって早めに帰宅しようとしていた矢先に、老人をみて口にはしないけど暴言のようなことが頭に出てしまう「わたし」のキャラ設定は極端に思えますが、仕事のマンネリ、不安、少ない楽しみのためにやりくりしたのにうまくいかなかった、30半ばのサラリーマンの心の声は意外とそんなすさんだものなのかもしれません。
自己啓発書を読んで前進したいと願っている私たち読者を代表する「わたし」に投げかけられたマックスからの「仕事は楽しいかね?」という直球の質問に言葉を失います。
仕事を目いっぱい楽しんでないから、この自己啓発書読んでるんだよ…
ここからマックス流の仕事や人生を楽しむ戦略が紐解かれていきます。
職業的スタグフレーション
「わたし」は、そこそこ給料をもらっていて仕事もそれほど大変じゃないらしく、同僚もみんないい人だそうです。1週間、1年がそうして過ぎていき、退屈な状態に陥っているようです。それでも焦燥感のような不安にさいなまれています。景気がいいと言われているのに、ちっとも昇給しない。ニュースで聞くのはリストラばかり。ひとたび不景気になったらどうなってしまうんだ…と。
マックスは、この退屈と不安が同時に発生する現象を「職業的スタグフレーション(スタグフレーションはインフレと景気停滞が同時に存在すること)」と名付けます。かつての経済社会では、責任が重くなれば報酬も増えたが、最近では多くのものが要求されるのに給料は上がらない。だからといって仕事をやめて次の職が見つかるのか…。人々はやりたくもない仕事をしながら、その仕事を失うのを恐れている。
2022年に入り、インフレと物価高が見え始め、世界の多くでこの不安にさいなまれている人が出てきているのではないでしょうか。それより以前のコロナ禍での経済からなにか歪みが出始め、世界経済は大きく揺らいでいます。日本でも物価が上がり、生活費を圧迫しています。株価も冴えず、それまでの数年で増えた投資家心理も冷え込んでいるような状況。
『仕事は楽しいかね?』が出版されたのは1996年(日本では2001年)。IT産業が盛んになり、好景気の様相。それでも「わたし」のように不安を持つような人がいるというのは、資本主義が成熟した経済環境のなかでは、職業的不安というのは常にサラリーマンにつきまとっているのかもしれません。
目標の弊害
自己啓発書も読み、過去に自分で起業した経験もある「わたし」は、マックスから「君の考える戦略を教えてくれ」と言われ、自分の戦略として次の2つに分類して紙に書きました。
①目標を設定する
②新しい自分を築く
ちょっと得意げに書いた「わたし」ですが、マックスはこの2つともに、容赦なくおおきく「×」を付け、そして「試してみることに失敗はない」というメッセージを書きおこします。
まずマックスは目標を設定することについて、否定的な見解を示します。目標に向かって直線的な努力をすることでは、規則正しくない人生ではマンネリになるという。マックスが今までの人生で掲げた目標はこれだけだという(絶対、嘘だと思うけど)
明日は今日と違う自分になる
『仕事は楽しいかね?』p39
何人かの成功者を例に、どのような成功者もある時点で目標を断念して、目標を変えてきているのだと説明を続けます。ずっと同じ目標に目を向けていたら、そこがゴールになり、よりよいチャンスや自分の才能を活かす方向に進むことができないということですね。
コイン投げ競争
遊び感覚でやって成り行きを見守る
『仕事は楽しいかね?』p45
マックスは、コイン投げを例にして、いろいろ「試してみる」ことのメリットを説明します。
もしコイン投げの名人と呼ばれる人がいたら、その人は最初からコイン投げの名人を目指していたのだでしょうか…。例えば、裏表を当てるコイン投げに1000人の参加者がいたとして、毎回半分の人がが表裏で分かれたとすると、7回投げ終わったときには、8人が残ることになります。
その8人は「コイン投げの天才」などと呼ばれるかもしれません。コイン投げの天才と呼ばれるようになれたのは、その8人が才能があったわけでも勤勉だからでもなく、ただ試すことを続けた結果だとマックスは主張を展開します。
…どういう例え話なんだ、という気もしますが、チャレンジしてみないことにはチャンスは得られないということであり、目標を持っていなくても流れに身を任せてチャンスを得れば、その道のトップにだってなれるということを説明したいのでしょう。
白熱教室で有名なマイケル・サンデルの著書『実力も運のうち』もちょっと似たような考えがあります。その人が持つ背景や環境によって自然に能力が得られることもあり、それが優位に働くことはありますよね。
目の前を通り過ぎるアイデア
イノベーションが、既存知と既存知の融合とはシュンペーターが言ったものですが、これは目新しく映るサービスも、過去に存在していたものの組み合わせでしかないということ。
世の中にはアイデアの種がそこかしこに存在していて、そこに気が付くのか、気が付いたとしても実行するのか、それはその人次第。私たちの目の前には日々、たくさんのアイデアが知らずと通り過ぎてしまっているのです。
リーバイスやコカ・コーラといった、莫大な利益を生んだ事業も、全く新しいものが生まれたわけではありません。チャンスを発見するアンテナを常に張り、チャンスがあればすぐに試すというマインドがあるかどうか。
リーバイスの創業者リーヴァイ・ストラウスは、もともとジーンズを売ることが目標ではなく、ゴールドラッシュで労働者がいたこと、港湾に帆布が余っていたことを結び付け、帆布で丈夫な作業用パンツを作りました。
コカ・コーラも、もともと清涼飲料水を生業にしていたわけではなく、薬剤師のジョン・ペンバートンが自身の薬局のバックヤードで従業員が薬をワインで割って飲んでいたのを、自らも加わって炭酸も混ぜたところから始まっている。
常にビジネスチャンスを考えていなかったら、リーバイスは生まれなかったかもしれないし、従業員をとがめるだけで終わっていたらコカ・コーラは生まれなかったかもしれないのです。
マックスの宿題:3つのリスト
あらゆることを変えるようなアイデアを見逃さないために、あらゆることはまず何かを知らなければならないとマックスは言います。そのあらゆることをどうやって見つけるか、3つのリストを作ると助言します。
問題点を書き出す
これは本を読んでもピンとこないので、少し解釈になります。問題を解決しようとして、強引に問題がないような状態に戻すことは難しく(というより無理)、問題を受け入れ、そこからどうすればいいのかを考えたりすることが大事だし、まったく別の発想へ繋げられることがあるので、問題点はイノベーションの源泉。
例えば、背面飛びを編み出したディック・フォスベリーは、自分の体のどこがバーに当たるのか、という問題と向き合っただけで、背面飛びを生み出そうとはしていなかった。問題と向き合った結果、これまでの常識を覆して背面飛びという解決策を導き出しただけでした。
仕事に関してやっているすべてのことをリストアップする
新しいアイデアというのは新しい場所に置かれた古いアイデア
『仕事は楽しいかね?』p157
日常のなかに紛れ込んでいるアイデアを見逃さないためには、今やっていることをリスト化し、自分のストックを棚卸しておくと、別のアイデアとのかけ合わせで新しいことが生まれるかもしれません。
事例として引き合いに出されているのがモハメド・アリ。彼はボクシングで世界中を虜にしましたが、そのビッグマウスから試合前後にどんな言葉を発するのか人々は興味津々でした。もともと試合前後のストーリーはプロレスのショーマンシップを流用したもので、それをボクシングに持ち込んだものです。
我々の日常の仕事からしても、今やっている報告書作成なんかも、違うやいり方ができないか、もっと読む人を動機づける何かができないか、報告書だけではなく直接のメッセージを伝える場を持ったほうがいいんじゃないか、などマンネリ化しないためには自分の仕事を常に見直すことが大事ですね。
仕事上でやったミスを全部書き出す
ミスは改善のチャンス。
最近、プロトタイピングというビジネスの進め方が流行っていますね。一回試してから反応を見てドライブをかけたり、軌道修正していくやり方です。仮説をたて実行したのに思うようにいかない場合は、必ず見直しをしますよね。
ただ、マックスは何かをミスした場合、感情を抜きにしてみることを重視しています。
ミスしたとき、当人は酷い後悔をしたり、巻き添えになった人は怒りを持つかもしれません。それでは正しく物事をみれないので、時間を置いて冷静になってから見直すことを説いています。
『仕事は楽しいかね?』のまとめ
読んでみると、「仕事は楽しいかね?」という本のタイトルにもなっているマックスからの最初の問いかけは、退屈と不安を抱えている「わたし」が、その職業的スタグフレーションのなかにいることをあぶり出し、どうすればその状態を脱することができるのかを導くような内容でした。
マックスの最後の3つのアドバイスから考えると、チャンスに出会い、見逃さないための戦略でしかない。マックスにとって仕事が楽しい状態というのは、「明日は今日と違う自分になる」というマックスが唯一人生の目標を達成するための過程であり、この本はその戦略が描かれているということなのでしょう。
今日と明日の自分が違うということは退屈ではいられないし、大きなチャンスを捉えるためのマインドを持ち試すことを躊躇しなければ少なからず無為に過ごして不安になることは避けられそうです。
とはいえ、この手の話は、いつも「そうだよねー」となりますが、実際にはなかなかできないんですよねー…
『仕事は楽しいかね?』の名言
『仕事は楽しいかね?』は、短い物語のなかにマックスからハッとさせる問いや、マックスの哲学がたくさんあります。
人生とは、くだらない事が一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらない事が<何度>も繰り返されていくのだよ
『仕事は楽しいかね?』p24
退屈と不安が同居する職業的スタグフレーションに苛まれるわたしに対して、マックスが発した最初の助言。くだらないことが永遠に続くことは退屈だが、そうではなくくだらないことは常に新しく発生し目の前に現れていく。試すことに一歩を踏み出すか、チャンスが目の前にあることに気が付けるのか、という、マックスの戦略の導入。
人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れている
『仕事は楽しいかね?』p25
マックスが職業的スタグフレーションと名付けた現象。
きみは、最初に陸に上がった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?
『仕事は楽しいかね?』p42
目標を設定することが戦略だと主張する「わたし」に、マックスが問いかけた言葉。目標を設定するとちゃんとしている気になるが、進化を遂げるものがずっと同じ目標を持ち続けるなんてことなく、ある時点で捨て去らないと、いつまでも変われない。
チャンスの数が十分にあれば、チャンスはきみの友人になる
『仕事は楽しいかね?』p50
とにかく試すこと。試さない限りチャンスはゼロ。
目標に関する君の問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。
『仕事は楽しいかね?』p73
世の中は常に変わるのに、目標が変わらないなんておかしい。
成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ
『仕事は楽しいかね?』p75
成功者の模倣するだけでは、模倣した相手を超えることができない。違う方法で超えていかなければならない。
“適切な時”とか”完璧な機会”なんていうものはない
『仕事は楽しいかね?』p84
時を待たず、この場で直ちに始めること。思い描いた状態になったとしても、環境は変化しているのにそれが完璧なんてことはない。
人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ
『仕事は楽しいかね?』p89
何かが大きく変わったりすることに拒否感はもてど、誰もが新しいことを本当は試したい。
もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?
『仕事は楽しいかね?』p116
世の中には素晴らしい機会が転がっている。だけど、それを見つけられるかどうか、気づけるかどうかは、自分次第。リーバイスは常にビジネスになる種を探していたから、帆布でジーンズを作って売るというアイデアが結びついた。コカ・コーラも従業員が勝手にシロップ状の薬と水を混ぜて飲んでいたものを興味を持ってソーダ水も入れてみて店頭に並べるということを試した。
だれだって、後からだったら、何だって言える。革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね
『仕事は楽しいかね?』p125
なんだ、簡単なことじゃないか、というのは後からならいくらでも言える。そのときに自分が試せるのかどうかが。
目次
- 第1章 仕事は楽しいかね?
- 第2章 人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらない事が〈何度も〉繰り返されていくのだよ。
- 第3章 試してみることに失敗はない
- 第4章 明日は今日と違う自分になる、だよ。
- 第5章 これは僕の大好きな言葉の一つなんだ「遊び感覚で色々やって、成り行きを見守る」というのがね。
- 第6章 必要は発明の母かもしれない。だけど偶然を発明の父なんだ。
- 第7章 目標に関するきみの問題は、世の中は、君の目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。
- 第8章 きみたちの事業は試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。
- 第9章 あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。
- 第10章 それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。
- 第11章 もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?
- 第12章 覚えておいてくれ。「試すことは簡単だが、変えるのは難しい」ということを。
- 第13章 新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。
- 第14章 きみが「試すこと」に喜びを見出してくれるといいな。
- エピローグ