『1兆ドルコーチ』の書評とサクッと要約|マネージャーの優先課題は部下の「しあわせ」と「成功」

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『1兆ドルコーチ』(エリック・シュミット著)

『1兆ドルコーチ』というタイトルからでは、どんな本なのか予想するのは難しいですよね。先日この本でABDをしたのですが、その前に実家に帰った際にパラパラと読んでいたとき、タイトルだけ覗き込んだ母は「小説読んでるんですか?」という反応。

何を表現しているかと言うと、シリコンバレーで伝説的なコーチが、コーチングで関わった人たちの生み出した価値が1兆ドルだという意味。1兆ドルが正しいかどうかは置いておいて、それくらいインパクトのある多大な影響を及ぼした人ということですね。英題でも”trillion dollar coach”とあります。

その1兆ドルコーチとは、ビル・キャンベルという人です

この本が出版されたとき、帯に「ジョブズ、エリック・シュミット、ラリー・ペイジには、共通の師がいた」というフレーズがあったので、またすごい人が掘り起こされて出版社が儲けようとしているのか、という感想しかありませんでしたが、どうやら、「1兆ドルコーチというのがビル・キャンベルだ」という話をfacebook上での何かのやりとりでしって俄然、興味がでました。

というのも、ビル・キャンベルという人については、以前から名前と「そういう人がいる」ということは知っていたからです。

本書の「序文」を書いたアダム・グラント氏も言っていますが、ビル・キャンベルはハーバード・ビジネス・スクールのケース”Donna Dubinsky and Apple Computer,Inc(ドナ・ダビンスキーとアップルコンピュータ―社)”で、1985年ころにアップルが直面した経営課題において対立と葛藤を重ねるドナ・ダビンスキーの上司として登場する人物でした。このケースは私が最も印象に残っているビジネススクールのケースで、リーダーシップとは何かを考え、立ち戻るために今でも読み返しています。

ケースの主人公はあくまでも、若く実績を持ち、自信あふれる気鋭のミドルマネージャーであるドナ・ダビンスキーに焦点があてられたもので、ビル・キャンベルのコーチ具合は垣間見れません。どちらかというと直属の上司ロイ・ウィーバーや上級副社長デル・ヨーカムの導き方のほうが示唆を与えてくれます。ドナにしてみれば、ビル・キャンベルの対応に否定的な側面も読み取れるため、ビルは私のなかでは「モブ」的な存在でしかなかった。なんてもったいない読み方をしていたのか…

ビル・キャンベルという存在を意識すると、『ハードシングス(HARD THINGS)』であったり『リーン・スタートアップ』であったり、シリコンバレー界隈の本にも名前が登場するこのビルの印象が大きく変わります。特に『ハードシングス』のほうは、エピソードで語られるところが多いので、一読するとなぜビル・キャンベルという人はこんなにもどっしり構えているんだろうか、と謎な印象を持つのですが、当事者のベン・ホロヴィッツもビルを経営陣の一人でありつつもコーチあるいは友人として接していたためなんだろうと思い返します。

『1兆ドルコーチ』には、ビル・キャンベルのエピソードがたくさん盛り込まれています。

ビル・キャンベルが行ってきたことと、それとはまったく別に経営学などの研究結果から述べられることとを照らし合わせながら語られるのが本書の特徴でもあり、ビルのアクションが後追いで裏付けられていることに驚きます。

ビジネス書によくある何かの概念を理路整然とを説明したものではなく、ビルの行動などからヒントを得るものであるため、サクッと読むだけでなく、熟読するほうをおすすめします。おそらく人によっても、読むタイミングによっても自分にとって有益になるポイントが異なってくると思います。

私の場合、少し前に読んだ『心理的安全性のつくりかた』ともリンクする部分があり、ビルのエピソードがちょうどいい参考にもなったので、読むタイミングも非常によかったです。

ビルにはなれないかもしれませんが、ビルのようにビジネスに愛を持ち込んで接するというのは、これからのチーム形成に大きなヒントになるように思います。

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サマライズ(本の概要と要約)

1兆ドルコーチの要約
1兆ドルコーチの要約
1兆ドルコーチの要約

●問題提起
なぜ、誰もがビル・キャンベルの話をするのか?「彼がいなければ成功できなかった」と言わしめるほどの影響力をもつようになったというのはなぜか?
自分の利益を優先させる「テイカー(奪う人)」が報われると言われる世界で、どうやって「ギバー(与える人)」として成功できたのか。

●本書の意味
優れたマネージャーでいるためには優れたコーチでいる必要がある。名コーチであるビルの秘訣をオープンソース化することで、マネージャーがコーチになるヒントにする。

●内容
・リーダーは人(部下)がつくる
 ーあらゆるマネージャーの最優先課題は部下の「しあわせ」と「成功」
 ー部下を支援し、敬意を払い、必ず成功すると信じること
・心理的安全性が高いチームをつくる
 ー出発点は信頼
 ー信頼は、正直さ、謙虚さ、約束を守ること、思慮深さ
 ーそれにはコーチャブルな資質が重要
 ービルはアドバイスするとき質問を用意する
 ー問いかけ、自力で答えを見つけさせ、すべきことを指図しない
・チームファースト
 ーいつでもチームが最優先
 ー勝利できるかどうかは、最高のチームを持てるかにかかっている
 ー「私」よりも「私たち」で語る
 ーリーダーは苦しいときこそ先陣にたて
 ーMTGで意見が通らなかったメンバーには小さな声かけをして隙間をうめる
・ビジネスに愛を持ち込む
 ービルは、人間の部分と仕事の部分を分けず、その人間の存在まるごと扱った
 ーメンバーに関心を持つことでやさしい組織になる
 ー創業者の事業へのビジョンと愛情を愛せ
 ー同僚を愛せ、できなければ練習
・成功のものさし
 ービルはコーチとしての報酬を受け取らなかった
 ー自分が何らかの形で助けた人が優れたリーダーになったかが彼の「ものさし」
 ー多くの難題はチームでしか解決できない
 ーそのチームにはコーチが必要

1兆ドルコーチ、ビル・キャンベルとは

第1章「ビルならどうするか?」と第6章「ものさし」は、ビル・キャンベルがどういう経歴をたどり、どのような価値観を持っている人なのかが描かれています。

フットボールの選手でありコーチであったことが、ビジネス界に入っても「チーム・ファースト」というビルの根源的な考え方を形成したのかなと思います。コーチとしての報酬は貰わないというところにビジネスに愛を持ち込むビルの価値観を感じます。

『1兆ドルコーチ』ビル・キャンベル
1兆ドルコーチことビル・キャンベルとは

・ビル・キャンベルとは?
 ー史上最高のエグゼクティブコーチ。個人のコーチと言うよりもチームのコーチ
 ー元フットボール選手であり、コーチとしても成功
 ー39歳で広告代理店へ就職し、ビジネスの世界へ転身
 ー担当したコダックに引き抜かれ、その後アップルに転職
 ーマッキントッシュを担当し、内部でも揉めた映画『1984年』になぞらえたCMを敢行
 ー追悼式にはテック界の大物が参列し、誰もが親友だった
 ービルはコーチとしての報酬はたいてい受け取らなかった

本の解説と感想

フットボールコーチからビジネス界へ

ビル・キャンベルはすでに世を去っています。彼の死を悼む場がフットボール場で行われた際、参列者には、ラリー・ペイジ、マーク・ザッカーバーグ、ティム・クック、ジェフ・ベゾス…テック界の大物が名を連ねたそうです。これほどまで多くの経営者に敬愛された人物だというのに、日本人である我々のほとんどはビル・キャンベルを知りません。アメリカでもビジネス界で名が知られているだけなのかもしれませんが…

シリコンバレーで伝説的コーチとして存在したビル・キャンベルのキャリアで驚くべき点は、ビジネス界に入ったのが39歳からというところ。それまではフットボール一筋。

40代になってビジネスの世界に深く入り込んだビルが経営者としても、リーダーあるいはコーチとしても多大な功績を残した背景には、フットボールコーチという経歴から続くチームファーストという考えがあるように思います。

コロンビア大学でキャプテンとしてアイビーリーグの優勝に導き、ボストン大学ではアシスタントコーチとして一目置かれるようになったものの、母校コロンビア大学のヘッドコーチになったときはうまくいきませんでした。ビルはこのときフットボールに「親身になりすぎた」ことが失敗の要因だと考えたそうです。常に最高の選手により最高のプレーができるようにするには、冷徹な判断も必要なところ、ビルは選手が納得できるやり方でやろうとし過ぎたというのです。

これが本書後半にある、ビジネスに愛を持ちこむというビルのスタイルの原型だったんでしょう。

フットボールコーチとしての成功は「冷徹さ」で決まるというビルの考えには、一理あるかもしれない。だがビジネスの世界では「思いやり」が成功のカギだという証拠が次々と得られている。そしてチームに思いやりを持ちこむという考えは、フットボール場のビルより、ビジネス界でのビルの成功にずっと役立った

『1兆ドルコーチ』p28

また、フットボールは個人競技ではなくチームで勝利するものであり、チームが創造性を兼ね備えるコミュニティとして機能するよう、個人の力を伸ばすよりも「チームファースト」でチームをコーチするというところに、ビルのビジネス哲学が見て取れます。

ビジネスの世界では同じ会社にいても、時にはライバルになり得ます。そのライバルたちからなるチームを足並み揃えて共通の目標に向かわせるには、緊張関係とコミュニティ機能がバランスよく存在するということが重要とされています。『心理的安全性のつくりかた』でも、「キツい職場」「ヌルい職場」でもなく「学習する職場」こそ目指すべきということが説明されていました。

ほどよい緊張を保ち、チームをコミュニティに育てるために、それを導くコーチが必要になっていきます。

ちなみにビル・キャンベルは結構、口が汚いようで、本書のなかでも随所にそのキャラクター味が出ています。その代表格がこれ。

Don’t fuck it up!(しくじるんじゃねえぞ!)

『1兆ドルコーチ』p59

リーダーは部下がつくる

「リーダーは部下がつくる」っていい言葉ですね。何かセミナーをやったときに引用したい言葉です。ビル・キャンベルは「○○をすべき」といった指図をしません。代わりに物語を聞かせます。

この言葉もビル自身のものではなく、ビルが部下(クラリス社時代のダビンスキー)に言われた話がベースとなったものです。

ビル、肩書きがあれば誰でもマネジャーになれるけど、リーダーをつくるのは部下よ

『1兆ドルコーチ』p68

こうした物語をヒントにさせることで、ビルと対話した人々は自分で考え答えを出すというプロセスを経ることができるんですね。

「リーダーは部下がつくる」という言葉の背景には、「人がすべて」というビルの考えがあります。どんな会社でも会社を支えるのは人です。マネージャーは、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸さなければなりません。それには支援・敬意・信頼を通じて、その環境を生み出すべき、と書かれています。

支援
部下の成功のために必要なツール、情報、トレーニング、コーチングを提供。

敬意
一人ひとりのキャリアを理解し、部下の選択を尊重すること。

信頼
部下に自由に仕事に取り組ませ決定を下させること、必ず成功できると信じること。

もう少し具体的なアクションは本書にたくさんありますが、ものすごく抽象度を上げたのが以下の言葉。全てのマネジャーが北極星にすべきものですね。

あらゆるマネジャーの最優先課題は部下のしあわせと成功だ

『1兆ドルコーチ』p76

信頼の力

ビル・キャンベルがインテュイットのCEOだったときに業績が低迷した際に、長期的成長か短期目標の達成かで意見がわかれたことがあったそうです。ビルは短期目標達成こそが自社の文化だという主張で、他の取締役は長期的成長のため短期で未達は仕方ないという意見が多かった状態で、ほとんどが「長期投資」の意見になろうとしたとき、取締役の一人が次のように切り出しました。

「取締役会は正しかったのかもしれない」とジョンは話してくれた。「でも本当の正解は、CEOを支えることじゃないかな?」

『1兆ドルコーチ』p126

これは決して合理的な論点からではなく、ただビルへの信頼からきている発言です。これを言わせることができるかどうかが、信頼のパワーなのではないでしょうか。この本の中で私が影響を最も受けた部分が2つありますが、そのうちの一つがこのエピソードでした。

信頼がもたらすものが、昨今よく聞かれるようになった心理的安全性です。逆に言うと、心理的安全性の出発点が信頼です。

最高のチームは補完的なスキルセットを持つ性格の似通ったメンバーではなく、心理的安全性が高いチーム

『1兆ドルコーチ』p133

いまでこそ心理的安全性の高いチームこそが、高いパフォーマンスを出すということが研究結果として出されていますが、ビル・キャンベルをずっと先を行き、この環境を作る行動をしていました。

ビルがどのように信頼ある職場づくりを実践していたかというと、「人がすべて」の通り、人を選んでもいたそうです。その選定はコーチャブルな人(受け入れられる人)というのが条件だとか。コーチャブルな資質には、正直さ・謙虚さ・努力を厭わない・学ぼうとする姿勢といったものがあると述べられています。正直さや謙虚さというのは、自分の弱さをさらけだすことができる能力で、会社やチームといった自分よりも大きなものに献身するためには欠かせないものだそうです。

そのほかに、3章で書かれる信頼を得ることとその効果について印象に残った節を以下に挙げます。

フリーフォームで話を聞く
コーチングの基本だと思うのですが、こうしたほうがいいというアドバイスをするのではなく、問いかけるというのがとても重要。ビルは人からアドバイスを求められたとき、山のような質問を用意していくそうです。問いかけが相手にもたらす効果は、有能感(試されているが応えられる)、関係性(つながっている)、自立性(自分がコントロールし選択している)というものがあると書かれています。これはものすごく納得。部下に対し、いい問いをかけられるようにしたい。

すべきことを指図しない
フリーフォームの節と似ていますが、マネージャーはあれこれ指図せず、なぜやるべきかの物語を語ったほうがいい(ビジョンではなくエピソード)とのことです。その物語を自分なりに解釈したときに自力で最適解にたどり着けるようになります。

チームファースト

ビルは個人のコーチではなく、チームのコーチでした。彼の原則は「チームファースト」であり徹底しています。

会社の上層部では、エゴと野心が渦巻きます。そうなると一枚岩のチームになるにはかなり障害が多そうだというのは想像できます。ビルはエグゼクティブ・コーチとして個人と向き合いながらも、個人だけの話で終わることはなく、その背後のチームを最優先としてコーチをしていました。上層部にこそチームとして勝利するためのコーチングが必要なのです。

ビルは、「わたし」ではなく「わたしたち」という言葉を使う人、他人の成功を喜ぶことができ、それが自分の成功にもつながることを理解している人、勤勉な人を好んだそうです。

これらの資質を兼ね備えたプレイヤーたちがいて、チームファーストを実現できるアクションのtipsを以下にいくつか挙げます。

テーブルに着く
ビルは優秀なチームは、①全員が議論に参加し、②メンバーの複雑な感情を読むことが上手く、③女性が多いことに気がついていました。②の理由は女性は感情に気がつくことが多いことも要因として挙げています。ビルは誰もが同じテーブルを囲うように促し、そこには性別などの問題も持ちこまず政治的な関係からも解放させました。チームのメンバー全員が平等に参画できる環境をつくるようにしていたんですね。

苦しいときにこそ前に出る
ベン・ホロヴィッツの著書『HARD THINGS』でのレイオフのシーンが思い出されます。リーダーは常に前に出て背中を見せ、時に弱さを見せ、大義とも向き合うということです。業績低迷から辞任をするのは単なる逃げでしかなく、大切なものは何か、なにをするべきかを個人ではなくチームの最善を考えて行動するのが真のマネージャーであり、部下にリーダーとして認められるものです。

人々のあいだの「小さなすきま」を埋める
これはすごく大事だと思いました。すぐにできます。例えばMTGで意見が通らなかった、何も言えなかったという人がいたら、声をかけて見ること。それだけですきまを埋めることができます。小さなひびが修繕可能になるんです。ちょっとしたことの繰り返しと積み重ねがとても大切ですね。

ビジネスに愛を持ち込む

「愛」という言葉を発すると少し恥ずかしい気がします。ここで語られている愛は性愛とかではなく、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』で述べられているような全体性をもった愛です。

ビル・キャンベルは、相手をその存在まるごと受け入れて接したそうです。まるごとというのは、仕事の面だけではなく、その人の価値観、家族、プライベートなどを合わせたものです。これがチーム全体である状態になれば、チーム全体がメンバーの痛みに気がつくことができ、思いやりのある組織になることができるというのです。この状態になるには、それこそ「心理的安全性が高い職場」になることが求められます。

この項の節も味わい深い内容がたくさんです。一部、ピックアップします。

人を助けよ
この節にある自己防衛的なギバー(与える人)という言葉が印象的でした。親切はときに負担がかかりすぎることがあります。成功するギバーというのは、自分の限界を自覚し、むやみにイエスと言わずに、持続できるよう小さな負担で大きなインパクトを与えられる方法を探す人だというのです。これは『コンパッション』という状況に飲み込まれずに相手と共にいる力の話ともリンクします。

創業者を愛せ
この節がこの本で最も影響を受けた2つのうちの2つ目。スティーブ・ジョブズは一度アップルを追われているのですが、その際にビルは追放に反対したそうです。いわゆるプロ経営者(アップルで言うとスカリー)は会社運営はうまくいくが、根底にある事業の心や魂を持つのは創業者であるため、ビルは創業者の事業に対して持っているビジョンを愛したそうです。
私は、今の会社でプロパーでもなく中途で入り事業責任者をしています。合理的な観点から時には経営層と意見が対立することもあります。これまでは無力感に打ちひしがれることも多かったのですが、最近は創業者にしかない悩みがあるのだとある程度の理解をしつつ、妥協点を模索するようになりました。この節で腹落ちした感じです。

エレベータートーク
エレベータートークってよく聞きます。わたしたちが一般的に使う意味としてはエレベーターの中で乗り合わせた僅かな時間で自分の言いたいことを伝えるプレゼンテーションとしてです。この節での意味は文字通りでエレベーターに一緒に乗った人と話をする、ただそれだけです。これは人に興味を持つということ、すなわち職場の同僚を愛するということです。これも心理的安全性につながる行為ですね。

まとめ

まさか、ドナ・ダビンスキーのケースに出てきたビル・キャンベルがこんな偉人のような人だとは思ってもみなかったなか、その人物の多くのエピソードに触れることができ、多くの示唆を得ました。

ビル・キャンベルのように自らもトップを行く経営者でありながら、世界を変えるテック系経営者のコーチをする存在にはまるでなれる気はしませんが、手の届く小さな世界のなかで、ビルのエピソードから自分に適用できるエッセンスを実践していきたいと思います。マネジャーの最優先課題は、部下の「しあわせ」と「成功」ということを肝に銘じつつ。

本の目次

1.ビルならどうするか――シリコンバレーを築いた「コーチ」の教え
2.マネジャーは肩書がつくる。リーダーは人がつくる――「人がすべて」という原則
3.信頼の非凡な影響力――「心理的安全性」が潜在能力を引き出す
4.チーム・ファースト――チームを最適化すれば問題は解決する
5.パワー・オブ・ラブ――ビジネスに愛を持ち込め
6.ものさし――成功を測る尺度は何か?

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